ご挨拶

瑞穂の国と言われるように、日本は古来から稲作と関係性を深くしながら歴史を刻んできました。稲を起源とした稲荷神社や神嘗祭などの宮中行事は、正にみずみずしい国日本を象徴する文化ではないでしょうか。我々はお米を取り扱う会社として、日本の根源にある重要な稲作を環境の変化に応じながらも次の世代に繋ぐことが使命だと考えております。

一方で食の欧米化に伴い、日本人の食生活は米を中心とした和食からパンや麺といった小麦商品に変化し、糖質ダイエット等の流行により米の消費量はかつてない程に減少しております。この一因には我々稲作農家や米販売店の情報提供不足が大きいと感じております。どんな環境・作業でお米が生産され精米されているのか、糖質を摂る際の食べ合わせや調理によるGI値の上昇や体への影響についての情報など、伝えきれていないことを発信していくことも私達に求められていると感じます。

当社は生産でも販売でもまだまだ未熟な点も多くありますが、お米を購入して頂いているお客様にはこれからもっと多くの情報を発信し、お米を中心とした食によって健やかで活力ある生活を提供できるように社員一同努力してまいりますので、今後共宜しくお願い申し上げます。