2013年2月22日
日本穀物検定協会の米の食味ランキング。
新たに九州や北海道での特A獲得の中、
秋田県産あきたこまちは県南が特A、県北・中央Aとなりました。
おそらく高温による胴割れ等で食味を落としたのが県北・中央の要因で、
実際1等米比率も例年に比べるとやや低調となりました。
秋田県産あきたこまちは新種の飛躍したお米の陰でひっそりとしておりますが、
全国のお米の定番アイテムとして安定した価格で地道に売られております。
お米を選ぶ際には、品種ももちろん大事ですが、
やはりそこで売っているお米がどうなのか、が大事です。
特Aだからと言って全てが良い訳ではありません。
その中には必ず2等米も3等米もあり、
籾摺り後にふるいの網から落とされるふるい下米もあります。
それと値段についても様々です。
この食味ランキングで高評価を得ると、市場の価格にも反映される傾向があります。
今北海道のゆめぴりかは魚沼産コシヒカリの同額程度で取引されており、
秋田県産あきたこまちの約1.5倍以上の値段で取引されております。
秋田でも当然もっと良品のお米を作る事を目指すべきではありますが、
何でも急に盛り上がるとその後一気にトーンダウンする傾向には要注意が必要だと思いますし、
このランキングで一喜一憂して安易に品種を変えるのもどうかと思います。
宮城産で有名だったササニシキも、あっさりしながらも食味の高い良いお米ですが、
今やほとんど生産されなくなった残念な品種です。
お米選びはやはり信頼できる販売店かどうかを基準にして頂ければと思いますので、
弊社も出来るだけ情報開示と安全な納品を一層心掛けて参りたいと思います。
ちなみに弊社が個人に販売するお米は全て1等米で、
1.9mmの網で選別したお米です。
秋田ではやはり“あきたこまち”ですね。(今の所は)
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