2013年3月8日
静岡県の伝統工芸品「井川メンパ」は、
職人により天然のヒノキを折り曲げて漆を塗った商品で、
ご飯を入れるとふっくらするそうだ。
秋田には大館の「曲げわっぱ」があるが、
これも秋田杉を折り曲げた工芸品の最高峰。
曲げわっぱ弁当など高級すぎて誰も持っていないが、
自然素材で職人が作った弁当箱によって「美味しさが引き立つ!」
と言われれば確かに香り等も違うのかもしれない。
さて、秋田音頭に歌われる「能代春慶」は、
石岡家で一子相伝により守られてきたが、
数年前にその技術も途絶えてしまい今は誰も作れる人がいない。
ここで立ち上がったのが、
神奈川で手作り家具を製造している高校の同級生だ。
過去の資料や商品から製造方法を見つけ出し復活させようという心意気、
出来た時には是非共、春慶塗の弁当箱に「あきたこまち」を入れて
懐石風の弁当でも楽しんでみたいものだ。
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