2013年3月16日
昨日安部総理がTPP交渉参加の記者会見を行いました。
農林水産業の生産額3兆円減少するとの予想ですが、
農業においてはこれまで改革を進めてこなかった
つけが今一気に噴出した格好ではないでしょうか。
日本農業の方向性や戦略があっての参加であれば
良いのですが、残念ながらその理念は示されていない。
食料自給率や高齢化問題をどう対処していくのか、
前段にその問題があって、
さあTPPとどう絡めていこうかといった順番
が必要な気がします。
ただ、これまで先送りしてきた結果、
今回の期限までにその議論をする時間もなかったのかな
とは思いますので、
TPP参加表明した安部政権の責任ではないと思います。
いずれにしても国内の農業改革は必要だと思いますが、
現場ではコストと販売価格、品質とサービスの見直し、
をすすめていく他に、辞める農家の田んぼ請負いや
設備投資といった問題が今後一気に
加速するかもしれませんので、
これらの問題にいかに対処するのかがポイントになって
いくような気がします。
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